
アプリコットバレエでは
2025年2月9日日曜
発表会で「ピーター・パン」を上演しました。
写真は
ピーターパン一家と呼んでいた
ピーターパン、ウェンディ、ティンカーベル
ジョン、マイケル
です。
前回のブログでも
ピーター・パン一家の変化については
書きましたが
もう少し細かく書いて行きたいと思います。
最初の頃は
全員、踊りながら大きく笑顔で動くとか
嫌な顔をハッキリするとかハッキリ泣く等
身振り手振りをオーバーにする事に慣れなくて、少し照れもあってなかなか表現まで
行きませんでした。
それでも「それでは伝わらない、もっと大きく、
もっとオーバーに」
「例えばこんな風に動けばわかりやすい」
「こんな風に手を動かせばそう見える」
「立ってる位置関係がこの方がお客様に見えやすく伝わりやすい」
「うなずき方1つで違いがわかる」等
できるだけ具体的に
一つ一つの動きには意味がある事
伝えて行きました。
その積み重ねが舞台で
リアルなピーター・パンにお客様は見えてくる事
お客様がストーリーの中に入って行ける事
中心の人だけで無く
周りにいる人の反応でお芝居に厚みが出る事
照れていては照れた気持ちがお客様にそのまま伝わる事
もう、伝えて来た事をあげたらキリがありません。
この演技の指導は石井が昔、バレエ団に入ったばかりの頃
ピーター・パンのミュージカルに出演して
俳優さんから学んだ事が影響しています。
私はトーシューズを履いて
ネバーランドで踊るフラミンゴの役でした。
セリフは無く、時々出て来ては
ライオンとカンガルーと一緒に
動き回り、遊びまわるという役柄。
俳優さんの
ライオン、カンガルーにリハーサルの度
フラミンゴはどう言う気持ちでここに出てくるのか、このシーンはどう言う背景があってやるのか
ここはどう言う意味の踊りなのか…
バレリーナとしてバレエ団で
バレエの世界しか知らなかった若い頃の私には
その質問の数々が衝撃的でした。
「え、踊りたいから踊る…」「出たいから出る…」位にしか答えられなかった私。
舞台の動きには全て意味があるのか…
ネバーランドで生きるこの動物たちには日々の生活があり、迷子たちとの関係、海賊との関係、
ピーター・パンとの関係、様々考えて準備して
舞台に立つ…演技とはそう言う深い物なのか…
と学んだ日々でした。
それから、
私はストーリーのあるバレエの作品を
生徒たちにやらせる時、
求めるものが変わりました。
どれだけリアルにどれだけわかりやすく
それぞれの今の気持ちをあらわせるのか
そして、引き出せるのか
そんな引き出そうとする日々の中で
見事に変化してくれたのが
このピーター・パン一家メンバーたちです。
ジョンの子は普段スタジオで自分の気持ちを
思い切り表に出す子ではありませんでしたが
指導するうちにどんどん出て来ました。
あっという間に周りの子達より表現する子に。
マイケルは元々演技の引き出しやすい
ハキハキした子でしたが
どんどん出せるようになって
最後には本番で星の精のシーンで泣いてる演技の時、なかなか照明がつかなかったら
あの泣く所がつかなかった…と自分の演技を残念がるまでになりました。(スタッフさんの裏のバタバタがあったのです。舞台はそういう事がある物です。)
ティンカーベルは元々表現する事の上手な方でした。普段から先生たちとも物おじせずハッキリ話す事のできるタイプ。
日々のリハーサルから水を得た魚。
そしてとても素敵な可愛いティンカーベルぶりに
先生たちで振りを足してシーンを増やそう
とまでになる進化でした。
ウェンディは実はアプリコットバレエの発表会は
初参加。近くの他のスタジオが2つから1つになり通っていた場所が無くなり、先生のご紹介もあってうつって来てくれました。
今までストーリーのあるバレエで主要な役は経験なかったのだと思いますが
バレエは日々週三回続けて、牧バレエ団の選抜クラスにも通うやる気の子でした。
最初はニコニコする事も続かない様子だったり
リアルなお芝居を躊躇して出しにくかった様子もありましたが
だんだんみんなとも、教師たちとも慣れ、
踊りながら芝居をリアルにしていく楽しさを覚えたら、技術的なチカラもあって
どんどん自分らしいウェンディが現れて来ました。
本番前、良くなってきてはいたのですが
とても変化して来た踊り、表現に
私は感激して両ほほを挟んで
「なんでそんなに素敵に上手に表現できるようになったの⁉️」と誉めた事がありました。
前日の且股治奈先生にもその変化は十分わかったようで他の生徒が
「昨日、治奈先生にもとても誉められてましたよ。」とそっと教えてくれたのです。
どの先生にも、周りの生徒たちにもハッキリわかるくらいののびのびした演技としっかりしてきた技術。小さな子たちの憧れのウェンディお姉さんになるのも納得でした。
そしてピーター・パン役の子。
普段から下の歳の子達が大好きで、周りの子達が大好きでいつも発表会には子供たちが周りに集まってくるような子でした。
そんな中、人から注目される事は実は好きではない…あまり目立ちたくない…と学校では目立ってしまうけどそういうのはちょっと…としていると
お母さんからも聞いていたし、
普段のレッスンでもみんなで楽しくレッスンする事は本当に楽しんでやるけど、
何か目立ちそうな事に関しては乗り気になりにくい…なんて所の見え隠れする子でした。
でも、ピーター・パンをやらせてみたら
そもそも表現する事は嫌いでないことは知っていたのですが、それこそどんどんやり始めたら
とどまることなく彼女のピーター・パン像が
具体的になって行きます。
ソロを踊る時のピーター、みんなといる時のピーター、海賊から守る時、フック船長と戦う時、
ウェンディたちと別れる時
どのシーンでも彼女が言いたい事が見えて来ます。楽しんで表現して、こちらの要求にも的確に応えます。
そのうち、自分の気持ちから出てくる事、
少し間が空いてフリが滞る時、
どんどん自分の気持ちからの演技を足して行ったのです。
私は指示を出していない事
でもとても自然で
ピーターならそうするね、が満載でした。
例えば…
子供部屋にウェンディたちに会いに来る登場シーン、最初は窓から飛び出る音でジャンプして登場する所、先に顔だけ出して部屋の様子をキョロキョロ見回してからジャンプで登場、出てくる意味がよりわかるようになりました。
タイガーリリーを助けてインディアン村に招待されるシーンでリリーのマイムの後
少し間がありました。
自然と「ボクを連れて行ってくれるの?ありがとう〜」と芝居を足していました。
ピーターパンのソロでは、投げやりななんとも言えないはがゆさを腕や蹴るタイミングやため息で
表現、あーこんなやるせないピーターの気持ちなんだ…と見てわかるまでになりました。
フック船長と一騎打ちになるシーン、
船長が剣を取り出したり後ろを向いてる時
捕まっているウェンディたちに軽く
「まぁまぁ待ってて、今助けるよ」
とマイムで合図します。
軽い気持ちで楽しんで戦っているピーターの様子がサラッと見えて来ます。
星の精と一緒にウェンディたちを自宅に送るシーンでは星の精に今まであったことを子供たちが報告する部分がありました。少し間があったら
ピーターは
「これから周りの星の精たちにお話しに行こう」という芝居を足したのです。
子供たちは自然に
「うん!」と元気よくうなずいて星の精たちの元に駆け寄ります。
気持ちが自然につながって見えるようになりました。
他にも沢山の芝居を自然にやってのけて
本当にこちらが驚くほど
このストーリーの中に生きる
ピーターパンを演じ切ってくれました。
こんな風にどんどん演技がパワーアップする
ピーターパン一家は
どんどんコミュニケーションも取って
仲良く表現し続けてくれました。
そしたらもう、
星の子供たち
ネバーランドの迷子たち
虫たち
インディアンの子たち
海賊たち
星の精のお姉さんたち
みんな一緒になって
それらの芝居に応えて
個々もパワーアップ
全体が「ピーター・パン」を彩る
キラキラの出演者となり
それぞれの役どころを理解して踊る
見事な発表会となったのです。
この後の客席からの声が
感動の嵐だった事はいうまでもありません。
別で水谷、石井の教えている
新浦安の生徒が沢山観に来ていましたが
新浦安のレッスンで、保護者も本人たちも
興奮して、とてもよかったと伝えてくれました。
観に来た妹ちゃんまで
新浦安でバレエを始める‼️と
その気になったほどです。
生徒のおばあちゃまが直接SNSを通じてお褒めの言葉をくださいました。今までの小品集より今後はこんな物語の発表会を望みます、とても上手くできていて飽きなかったです、と。
小さな生徒たちにも変化がありました。
あのお姉さんたちみたいに踊れるようになりたいから週二回、週三回にします。
発表会でお休み予定の受験予定の生徒さん、発表会やアプリコットでの楽しさに、バレエ目覚めたみたいでぜひ続けさせて欲しいと本人が言ってきました。家族も協力する事にしました。もう少し続けます。
こんな声が増えて先生たちは本当に喜んでいます。
そして楽しさはホームページ、ブログやインスタでも伝わっているのかもしれません。
発表会後に小さい方から大人の方まで
問い合わせが増えてます。
ありがたい事です。
今回のみんなの頑張りと楽しんだ積み重ねが
スタジオ全体、
観に来た人、ホームページをのぞいた人、
みーんなみーんなどんどん広がって行ってる事に
発表会パワーを感じずにはいられません。
又次回も楽しんで
素敵な発表会を作り出して行きましょう。
バレエを始めてみましょう。
誰でもない自分の人生です。
子供だろうと大人だろうと何十歳だろうと
男だろうと女だろうと
小学生になっていようと
仕事ハードだろうと遠かろうと
部活、勉強忙しかろうと
やりたいバレエは
始めましょう
当バレエスタジオではどんな大人も子供も
お仲間歓迎です♪
初心者🔰の方いらしたらそれなりに✨
講師たちはすごい早口でレッスンします。
ご安心ください。
今、初めての大人、ご経験ある大人
昔ご経験ある大人、
様々大人の方々結構いらっしゃる日々です♪
小学生から新入会も多いのがアプリコットバレエの特徴です。
お待ちしてますね♪
大人クラスとしては…
現在の
大人プリンセスクラス
朝 火曜・金曜 10:30〜
夜 火曜19:30〜
水曜18:00〜
金曜18:00〜
土曜18:30〜
の選べる6クラスとなりました。
小学生クラスはホームページでご確認ください。
↓スタジオHP
さあ、自分の人生のワクワクを体験しに
アプリコットバレエまでどうぞ
電車に乗ってでも(経堂駅から 3分)
自転車に乗ってでも(駐輪場あり)
徒歩でも
お車でも(専用駐車場はありません笑)
どしどしお越しください。
お待ちしております。
こんな日々進化のアプリコットの
大人リーナさんたちとお子さんたちと
皆さんもぜひ一度レッスンしに
見学に、体験に
どしどしいらしてみてください。
やってみて
やっぱり合わなかった、ならわかります。
やってみないで
どうしようかな…は時間がもったいないです。
初心者🔰の方々歓迎です👍
アプリコットバレエでお待ちしてます♪
お子様も最近体験増えてます✨
小学生から始めたくなった方も当スタジオには
沢山いらっしゃいますよ✨
ぜーんぜん遅くないです。
一緒にバレエを楽しみましょう♪
小田急線 経堂駅 徒歩3分 のアプリコットバレエでは 日々 習い事としての クラシックバレエを
「 細く永く楽しく 続けるために 」
スタジオとしても日々進化成長して
お子さま方 大人リーナの方々
保護者の方々に
ご満足いただけるバレエの身のこなし方、
技術を身につける事
さまざま研究し続けています。